ついに、私の退職意向の話が上司からもう1つ上の人へ伝わったようで。お昼休み前に常務と話をすることになった。
常務には引き留めてもらい、未来に関する展望も聞かせてもらった。でも、その未来が必ず実現する保証はどこにもない。
「少し考えてほしい」と言われたが、さてどうするか。。。
将来の組織変更プランを提案されるが…
常務も今の経営企画室の在り方は変えなければならないとは思っているらしい。そのために、将来新たな部門を作り、私はその新しい部門のメンバーとしてカウントしているというのだ。
ただし!!人が不足しており、現状は採用で苦戦中と言っていた。今年中にどうこうなる話ではなく、人が入り次第次に進めるという感じだった。
実は、この話は年初あたりにもコッソリ聞いていた。もちろん、今の上司には内緒のプランらしい。今の経営企画室が上司にとって居心地の良いリビングみたいになってしまっているので、実質的に解体するということである。
それで、年初に話を聞いたときも同じように人がいないという話をしていた気がするのだ。結局、この1年うちの部署に新しい人は1人も入らず。
常務の提案は期待が持てるものであったが、人材確保でまる一年苦戦しており、来年以降もどうなるのかはわからない。
そもそも、経営企画室は事業の企画・立案・実行などを遂行する部門であり、経験者といってもそれほど多くないだろう。もしいたとしても、もっと良い条件の会社からオファーがあってもおかしくない業務内容である。
引き留めていただけたのはありがたかったが、正直なんとも言えない…。最低でも今年いっぱいは現状が続くのであり、来年もすぐに変化があるわけでもなく。
仮に今「もう少し頑張ります」と言ったところで、またすぐ辞めたくならないだろうか。
現実的に考えてみるとリスクが高い
常務が考えているプランに期待するのは正直リスクが高いと思う。その理由としては、増員される見通しが立たないこと、常務が去るまであと5年くらいしかないことが挙げられる。
理由1.本当に人が入るのか怪しい
この1年、求人を出して本当に来て欲しいと思った人は1人だけだったようだ。その人には内定を出したものの、結局来てもらえなかった。
将来的な組織改革が見込まれるにしても、たちまちは経営企画室に配属されるので、まずは経営企画室で採用戦略を考えなければいけない。しかし、上司は本気でやっている感じはない(いつも通り)。
人が入らないと組織改革もできないとのことで、今年は無理かも、じゃあ来年は?となると多分無理だろう。人が増えるかどうかも怪しいが、仮に増えたとしてすぐ改革に踏み切れるわけでもないだろうし。
ということで、今の状況から考えて人員補強への期待値がかなり低く、常務のプランに期待するのはリスクが高いと考える。
理由2.リミットはあと4年。自分の大事な時期を預けられるか?
組織改革プランは社長と常務が進めているらしいが、彼らはどちらも今年60歳を迎える。他のかつての役員などを見ても、おそらく65歳で退任だろう。
となると、タイムリミットはあと5年。というか、今年はもう人がいないという理由で無理なので、あと4年。
4年後、私は30代後半である。もしその時にまだ人が足りないとか、組織変更に時間がかかっているようであれば、やっぱり決断を変えずに辞めておけばよかったとなるだろうな。
人を入れるのに最短であと1年、組織改革の具体案をまとめて実行するのに1年、となると、実際に稼働し始めるのは早くても数年後だ。
今の30代前半という大事な時期を不透明なプランに預けていいのだろうか。
とりあえず考えるけど…
常務から、今年はどうにもならないみたいに言われた。しかし、今年何も変化がないからといって来年変わるかというと、それも不透明。
退職をいったん踏みとどまって頑張ったとしても、また同じ気持ちに戻るだけじゃないだろうか…。
いつまでにはこんな組織を作る、というロードマップがあれば…。しかし、それもない。
何より、採用とか組織変更というのは一社員がコントロールできない部分が大きいので、私としてはこの状況に対してどうしても受け身になってしまう。
人材獲得に向けて多少貢献はできるかもしれないが…。
とりあえず、この土日もう一度考えてみる。